ブリーチ1回でどんな髪色ができる?2回以上やる時の注意点と明るさ比較
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ブリーチ1回でどんな髪色ができる?2回以上やる時の注意点と明るさ比較
ここ数年でヘアカラーはデザインや色味の選択肢がとても広がり、さまざまな髪色を楽しんでいる方がとても増えましたよね。根強い人気のアッシュカラーやミルクティーカラーなどの透明感のある外国人風のヘアカラーや、ビビッドカラーやパステルカラー、など髪色を思い通りに再現するために共通することが一つあります。
それは髪色を明るくトーンアップする「ブリーチ」でのベースメイクが必須であること。
メイクでもベースメイクで明るく綺麗に肌全体をトーンアップさせると透明感がでたり、上から重ねるコスメの色味が映えやすくなりますよね。髪色も同じく、まずは明るくトーンアップするブリーチでのベースメイクがとても重要です。
ブリーチは複数回するべきなの?
日本人は地毛が黒髪という方がほとんどです。髪色を明るくベースメイクできるブリーチは、思い通りのヘアカラーを楽しむ上で重要な存在です。しかし元の髪色やなりたい髪色によっては、複数回ブリーチをする必要があります。せっかくブリーチをしてからカラーをしたのに思い通りの髪色にならず、またブリーチからやり直し…なんてことは避けたいところ。事前にブリーチの回数の目安を知っておきたいですよね。
とはいえ、なかなかブリーチ1回でどれくらいの明るさになるのか、そしてどんな髪色にできるのか想像するのは難しいのではないでしょうか。今回はブリーチ1回~3回でどれぐらい色が抜けて明るくなり、どのような髪色が楽しめるのか、そして2回以上の複数回ブリーチをする場合の注意点やアフターケアの方法をご紹介します。
〈監修〉
ヘンケルジャパン株式会社
R&D 福田浩明
got2bブランドを展開する、ヘンケルジャパン株式会社の研究開発部マネージャー。約10年間一般向けのセルフカラーアイテムを研究・開発し続ける、“髪の毛のプロ”。
ブリーチ1回~3回の色を比較!
結論、ブリーチ1回で綺麗に発色するのは暖色系カラー!
ブリーチ2回で綺麗に発色するのは寒色系カラー!
ブリーチ3回で綺麗に発色するのはシルバー系!
ブリーチ1回でできる髪色
まずはブリーチ1回でどれぐらいの髪の明るさになるか見てみましょう。
前提として、ブリーチは放置時間を長くした方が明るくなりやすいです(ただし、各製品が指定している最大の放置時間を超えないようにしましょう)。
また製品によって明るくする脱色度合いが変わりますが、今回はgot2b ボンディング・ブリーチを使って、元の髪色が暗めの髪色に使用した場合の目安をご紹介します。
※got2b ボンディング・ブリーチを使用した際の仕上がりイメージ
暗めの髪色からブリーチを1回した場合、製品指定の最短放置時間の15分の場合は赤みが強く残りやすいです。
最大放置時間の30分放置した場合は元の暗めの髪色に比べるととても明るく感じますが、やや赤みが残りオレンジ色のような髪色になりやすいです。
ブリーチ1回でできる&綺麗に発色するのは暖色系カラー!
ブリーチをすることによって大きく変わるのは「発色」。より鮮やかな色味を楽しめたり、例えば赤系でもバーガンディなど少し青みのあるカラーや黄みのあるコーラル系は、暗めの髪色の場合青みや黄みなどのニュアンスを感じにくいですが、ブリーチをすることによって絶妙なニュアンスも綺麗に発色しやすくなります。暗いのに透け感がある髪色にしたいという場合も、多くの場合はブリーチ1回で充分です。
すでに髪色が明るめでブリーチを1回したらどうなるのか気になるという方は、次のブリーチ2回目でできる髪色を参考にしてみてくださいね。
ブリーチ2回でできる髪色
ブリーチ2回でどれぐらいの髪の明るさになるか見てみましょう。
※got2b ボンディング・ブリーチを使用した際の仕上がりイメージ
ブリーチを2回すると、1回目よりも赤みが抜けているのがわかりますよね。ただし、やや黄みはまだ残っている様子です。
ブリーチ2回でできる&綺麗に発色するのは寒色系カラー!
例えばネイビーなどのブルー系は鮮やかに発色しますし、根強い人気のハイトーンのアッシュやグレージュ系、そしてミルクティーカラーもブリーチを2回することで発色だけではなく透明感と柔らかさが増しますよ。
ブリーチ3回でできる髪色
ブリーチ3回でどれぐらいの髪の明るさになるか見てみましょう。
※got2b ボンディング・ブリーチを使用した際の仕上がりイメージ
ブリーチも3回目になると、赤みも黄みもかなり消えていわゆる「ブロンド」の状態に。
ブリーチ3回でできる&綺麗に発色するのはシルバー系!憧れるけれどハードルが高いイメージのシルバー系も、ブリーチを複数回行うことで可能に。またホワイトブロンドも3回以上のブリーチが目安です。
ただし、複数回のブリーチやカラーは髪や地肌にも大きく負担をかけてしまうため期間をあけて行うようにしましょう。また、すでにカラーやブリーチ、パーマなどを繰り返して髪が著しく傷んでいる場合は無理してブリーチを重ねないようにしてくださいね。
けど、ブリーチを何回もやると髪が傷まないの?対策は?
ブリーチを複数回すればできる髪色の幅が広がります。とはいえ、ブリーチ=髪が傷んでしまうというイメージを持つ方が多いのではないでしょうか?結論から言うと、髪は元の状態に比べて傷みます。特に同日に複数回ブリーチやカラーをするのは髪にも地肌にも負担がかかるため、期間をあけて再度ブリーチを行うようにしましょう。
傷みを抑えながらブリーチができる方法と、ブリーチ後の対策をご紹介します。
対策①ブリーチ剤を厳選する
まず一つ目の対策は、使うブリーチ剤を厳選すること!
「ケアブリーチ」という言葉をここ数年で聞く機会が増えたという方も多いのではないでしょうか?サロンではシュワルツコフのファイバープレックスシリーズをはじめ、傷みにくいブリーチを使った施術が定番化しています。しかし傷みにくいブリーチはサロンだけで体験できるものではありません。セルフカラー派におすすめなのが、シュワルツコフの姉妹ブランドであるgot2bのボンディング・ブリーチです。
プロのサロンブリーチをセルフ向けにアレンジしたgot2bボンディング・ブリーチは、「ダメージをケア成分で補修」するのではなく、「毛髪内部を保護・強化する」というテクノロジーは同じです。 強く切れにくい、なめらかな仕上がりに導いてくれます(アフターブリーチトリートメントによる)。
冒頭でも説明したとおりに、ブリーチで髪色を明るく脱色する際には毛髪内部の結合が切れやすく、ダメージの原因に繋がります。しかしボンディング・ブリーチは、
- 毛髪保護成分(コハク酸)が毛髪内部まで浸透して結合を保護
- 毛髪保護・補修成分(塩化Mg)が毛髪内部まで浸透、イオン結合を構築
この二段階のテクノロジーで、ブリーチを重ねても傷みにくく、ダメージから髪を守りながらしっかりと髪色を明るくすることができます。ダメージを受けた部分を補修する働きのおかげで、仕上がりや手触り、色持ちにも違いが!
もとからセルフカラー派の方はもちろん、自分でデザインをしてみたい方は思い切ってセルフブリーチに挑戦してみてはいかがでしょうか。セルフカラーの魅力は、自分の好きなタイミングにリメイク気分で染められて、お財布にも優しいところ。
美容師にプロフェッショナルな高度なデザインカラーをしてほしい方や、自分で染めるのにはまだ抵抗がある…という方はサロンでファイバープレックスシリーズでのブリーチオンカラーをおすすめします。手軽にブリーチオンカラーに挑戦したい場合はセルフでもなめらかな仕上がりのボンディング・ブリーチをぜひ試してみてください。
対策②シャワーの温度にも気をつける
次に、シャワーの温度にも気をつけてみましょう。サロンで美容師から「カラーやブリーチ後にシャンプーをするときにはぬるま湯がいい」と聞いたことがあるのではないでしょうか?
熱いお湯で洗ってしまうと髪のキューティクルが開き、摩擦によってダメージの原因に繋がります。また、熱いお湯は髪と地肌両方にとって乾燥の原因になりやすいので、37~38度くらいのぬるま湯で洗うように心がけましょう。余分な皮脂や汚れをきちんと落としながら髪や地肌への負担の少ない温度です。
対策③シャンプー・トリートメントを見直す
ブリーチ後の髪や地肌はデリケートです。まずは毎日使っているシャンプーを見直してみましょう。洗浄力が高いものは髪への負担だけではなくデリケートな状態になっている地肌に刺激を与えてしまう場合があるので、なるべくやさしく洗えるシャンプーを探すのがベスト。そしてダメージケア成分が入っているしっとりとした洗い上がりのものを選ぶのがおすすめです。
さらに補修成分の入ったトリートメントなどでダメージケアをしましょう。乾燥やダメージの気になりやすい毛先を中心にたっぷりと塗ってくださいね。毎日のトリートメントの見直しの他に、週に数回ヘアマスクなどのスペシャルケアを取り入れてみるのもおすすめですよ。
対策④ドライヤーでしっかり乾かす
最後にドライヤーについても見直してみましょう。
ブリーチをした髪は特に濡れた状態だと摩擦に非常に弱く、摩擦は髪のダメージの原因に。シャンプー後は濡れた状態で放置せず、きちんとドライヤーで髪を乾かすことがとても大事です。簡単だけど実はできていない…なんて方が多いのではないでしょうか?
とはいえドライヤーの熱はダメージの原因にも繋がるため、できるだけドライヤーをする時間は短くしたいところです。しかしブリーチ後の髪は水分を多く含みやすく、なかなか乾きにくいのが現実。特にブリーチを複数回した方の中には「今までより乾きにくいな」と感じている方も多いのではないでしょうか?簡単にできる対策として、タオルでやさしく余分な水気を切ってから髪の根元と地肌を中心にドライヤーをあてると速く乾かすことができますよ。乾かしすぎも厳禁なので、適度に水分が残ってしっとりとした手触りの状態でドライヤーを止めましょう。
まとめ
髪を明るくベースメイクをしてくれるブリーチはハイトーンカラーなどいろいろな髪色に挑戦したい方の味方です。
なりたい髪色によってはブリーチが複数回必要な場合もあります。1回ブリーチしたけどなかなか思い通りの髪色にできず、またブリーチからやり直し…なんてことはダメージの原因になるので避けたいですよね。特にセルフでブリーチする場合は、自分のなりたい髪色が何回ブリーチが必要か事前に知っておくことが大事です。
自分がなりたい髪色に合わせてブリーチでベースメイクをして、思い通りの髪色を楽しみましょう!